「十七歳の地図」(じゅうななさいのちず)は、日本のミュージシャン、シンガーソングライターである尾崎豊の2枚目のシングル。英題は「SEVENTEEN’S MAP」(セブンティーンズ・マップ)。
背景
当時、青山学院高等部の生徒だった尾崎が、学校帰りに夕日を見に訪れていた渋谷駅前の東邦生命ビルの屋上テラスで街並みを眺めていたときに着想した曲である。そのため、屋上テラスにはこの曲の一部の歌詞が刻まれた記念碑が設置されている。 サビの部分の歌詞は「珍しく会社から早く引き揚げた日、家に帰る途中の歩道橋の上で、ぼんやりと夕陽を見ていたら、涙が出てきてしまってね。忙しい仕事、 妻と小さな子供二人。青春には、もう永遠に戻れないほど年齢を取ってしまった気がしたんだ」というプロデューサーの須藤の話にヒントを得たとも言われてい る。この話に対して、尾崎は「歩道橋に立って夕陽を見ていると、強く生きていかなければと思う。やっていかなければと思う」と答えたという。
1996年に発売された未発表音源アルバム『無題』に収録されている『Street Blues』は本作の原曲。タイトルは中上健次の小説『十九歳の地図』から引用された。すべてのライブツアーで演奏されている曲のひとつでもある。
デビューアルバム『十七歳の地図』からのシングルカットであり、シングル化に当たって再レコーディングされ別バージョンとなっている。このシングルバージョンは長らくCD化されておらず、CD-BOXである『TEENBEAT BOX』(1995年)に収録された『RARE TRACKS』にて初CD化された。
リリース
1984年3月21日にCBSソニーより7インチレコードでリリースされた。
B面曲である「OH MY LITTLE GIRL」は、1994年に改めてシングルカットされており、ミリオンセラーとなった。
ミュージック・ビデオ
本作では尾崎にとって初のミュージック・ビデオが制作された。監督は佐藤輝。蝶や蜂など昆虫の映像と砂漠に佇む尾崎の姿、1984年3月15日の新宿ルイードでのデビューライブのモノクロ映像で構成されている。後にビデオ『6 PIECES OF STORY』(1986年)に収録された。
カバー
- 175R – 『”BLUE” A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI』(2004年)
シングル収録曲
全作詞・作曲: 尾崎豊。 # タイトル 編曲 時間 1. 「十七歳の地図」(SEVENTEEN’S MAP) 西本明 2. 「OH MY LITTLE GIRL」 西本明 合計時間:スタッフ・クレジット
参加ミュージシャン
- 滝本季延 – ドラムス
- 本田達也 – ベース
- 青山徹 – ギター
- 鳥山雄司 – ギター
- 西本明 – エレクトリックピアノ、グロッケンシュピール
- ダディ柴田 – サクソフォーン
- 石井空太郎 – パーカッション
スタッフ
- 須藤晃 – プロデューサー
- 助川健 – レコーディング、ミックス・エンジニア
- 田島照久 – デザイン、アート・ディレクション、写真撮影
- TAKASHI ITO – セカンド・エンジニア
- 大野邦彦 – セカンド・エンジニア
- 村上茂 – プロモーション・スタッフ
引用元:Wikipedia (https://ja.wikipedia.org/wiki/十七歳の地図_(曲))
高画質7インチレコードジャケット画像
07SH1476
収録曲
- 十七歳の地図 (シングルバージョン)
- OH MY LITTLE GIRL
歌詞
十七歳の地図 の歌詞 (http://j-lyric.net/artist/a000ee6/l004011.html)
OH MY LITTLE GIRL の歌詞 (http://j-lyric.net/artist/a000ee6/l007233.html)
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