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尾崎豊 (おざきゆたか) 6thアルバム『放熱への証』(1992年5月10日発売) 高画質CDジャケット画像

尾崎豊 (おざきゆたか) 6thアルバム『放熱への証』(1992年5月10日発売) 高画質ジャケ写

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『放熱への証』(ほうねつへのあかし)は、日本のミュージシャンである尾崎豊の6作目のアルバム。英題は『CONFESSION FOR EXIST』(コンフェッション・フォー・イグジスト)。尾崎の死後間もなくリリースされた、彼にとって遺作となった作品である。

背景

1990年に入り音楽事務所マザーエンタープライズと決別し、新たな事務所である「ロード アンド スカイ」、新たなレコード会社として「CBSソニー」へと移籍し、11月に2年2か月ぶりとなるアルバム『誕生』をリリースした尾崎であったが、アルバムリリースの直後に「ロード アンド スカイ」を離脱する事となる。原因は、周囲の人間が金儲けのために自分に近づいているという猜疑心から来るものであった。

代表取締役社長である高橋信彦は、「業界に対して、非常に不信感を持っているなと思いました。だから、僕としては、彼がこの先、ひとり立ちをしてもいいように、音楽業界というもののシステムや、人間とのつながりの大切さなどを身につけていってほしいと思ったんです。疑ってかかるよりも、まず、知ることを」と語っている。しかし、尾崎はマスコミ不信を顕にし、雑誌の取材などでも突然怒り出すことや、難解な言葉を多用してインタビューが成立しない事などが多々あったため、高橋は全てのインタビューを須藤晃が行うように要請する事となった。

ある日『週刊プレイボーイ』の取材当日に尾崎が現れず、確認したところ手に怪我をし、病院に向かったためであると判明した。尾崎は手を9針縫っており、手には包帯が巻かれていた。取材を終えた尾崎は、その足で「ロード アンド スカイ」に赴き、事務所を辞める意向を伝えるとともに、高橋と一緒に事務所を作りたいという要請をする。しかし、高橋は取材などの仕事でしか尾崎と接触していなかったため、疑心暗鬼の対象となっておらず、状況が変われば自分にも疑いの目が向けられると悟り、その要請を断った。

1990年末、「ロード アンド スカイ」を離脱した尾崎は、自らが社長となり音楽事務所「アイソトープ」を設立、経営には家族が参加する事となった。「代表取締役 尾崎豊」という名刺を作成し、ヴェルサーチのスーツを着用してトラサルディのセカンドバッグを持ち、コンサートツアーのブッキングやバンドメンバーの招集を自ら行う事となった。その後、「ロード アンド スカイ」在籍時に仮決定していた「BIRTH」ツアーが事務所を辞めた事で白紙に戻されていたため、再度イベンターへと掛け合うものの、度重なる中止やキャンセルによって信頼されておらず、また経営に不慣れなミュージシャンが取り仕切っている事もあり、理解を得るまでに時間を要する事となった。

結局、1991年5月20日の横浜アリーナ公演を皮切りに、コンサートツアー「TOUR 1991 BIRTH」が34都市全48公演行われる事となった。公演の中止やキャンセルの許されない状況で、尾崎は必ずツアー先のホテルではスポーツクラブとサウナがある所を選定し、体力作りを行っていた。その甲斐もあってか、ツアーは1本も中止される事なく大成功に終わった。しかし、ステージを降りると、スタッフの些細な言動に腹を立てる事も多くなっており、ツアーが終る頃には事務所のスタッフが総入れ替えとなっていた。

その数か月後、辞めたスタッフの代わりに全ての事務を引き継いでいた母親が、疲労から来る心筋梗塞で死去してしまう(享年61)。その後の尾崎は以前にも増して酒の量が増え、自暴自棄になっていたという。翌1992年、本作が完成したばかりの4月25日に、東京都足立区千住河原町の民家の庭で泥酔状態で発見され、妻と兄と共に自宅マンションに帰宅するも、突如危篤状態となり、救急車で日本医科大学の緊急病棟に収容される。蘇生措置がされるが午後0時6分死亡が確認された(享年27)。

4月30日には東京都文京区の護国寺で追悼式が行われ、3万7500人ものファンが詰め掛ける事となった。その後、本作は遺作としてリリースされた。

オリコンチャートでは2週連続で1位を獲得。累計109.8万枚を売り上げ、ミリオンセラーを達成した。

録音

本アルバムでは作詞、作曲だけでなく、プロデュース、ディレクション、アレンジ全てを尾崎自身が行っている。

レコーディングは1991年末から準備が進められ、1992年1月から3月にかけて行われた。

演奏はギター、ベース、ドラムス、キーボードというオーソドックスなバンド編成を基調とし、アレンジ的にもサウンドのバランスにおいても、音色面においても安定した構造のなかにコンパクトにまとめあげられており、相対的にボーカルが際立つサウンド配分となっている。

アートワーク

アート・ディレクションは田島照久が担当している。

ジャケット写真は十字架の上に尾崎自身が横たわったものとなっている。

また、歌詞カードには「生きること。それは日々を告白してゆくことだろう。 尾崎豊」という一文が添えられており、狭山湖畔霊園にある尾崎の墓石にも同じ一文が刻まれている。

ツアー

本作を受けての全国ツアーは、「TOUR 1992 “放熱への証” Confession for Exist」と題し、13都市16公演がすでに決定していたが、尾崎本人の急死により全て公演中止となった。尾崎は高校生の時に日本武道館に剣道の試合で出場した際、3階の壁に「いつかここでコンサートをやる」と刻み込んでおり、このツアーには初の日本武道館公演が含まれていたが、これにより達成できなくなってしまった。

批評

音楽評論家の松井巧は「4〜5曲目を聴いたあとでは、このアルバムが初期の頃のサウンドへの回帰を狙っているという印象を持っても、さほど不思議はないだろう」、「回帰できないところがあるとすれば、10代の心情を青く切実な言葉にして吐き出す荒削りな鋭利さである」と述べている。

詩人の和合亮一は「世界の深遠から流れてくるかのような透明な語感に満ちてゆく前半、しかし後半になると『原色の孤独』や『太陽の瞳』などのあたかも私小説作家のような感情の破滅が、黒々と書き殴られてゆく」と述べている。

評論家の北小路隆志は「前作で”尾崎豊節”が確立された以上、彼のアルバム作りに以前のような困難は介在しなくなっただろう。尾崎はアーティストとしてある種の完成形態に到達した時点で急逝したのだ」と述べている。

フリーライターの河田拓也は、「『誕生』に顕著だった、あからさまなナルシシズムや猜疑心をまきちらす毒々しささえ、力を失って虚ろだ。具体的な他者や現場をなくし、戸惑いながら深く知ろうとするような謙虚さが生む風通しの良さや世界の広がりもなくなって、性急な一人合点を繰り返すうちに、彼の思考や言葉はことごとく根や散文性を失って、著しく退化してしまっている。消費社会の充実の中で、感覚と生理を自信を持って深めていく新世代の動向に全く逆行するように、ここでの尾崎の言葉は、現実から乖離し恐ろしく単純化した『意味』と『物語』への執着だけを、呪文のように繰り返している」と評している。

引用元:Wikipedia (https://ja.wikipedia.org/wiki/放熱への証)

高画質CDジャケット画像

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画像サイズ:1689 × 1675

尾崎豊 (おざきゆたか) 6thアルバム『放熱への証』(1992年5月10日発売) 高画質ジャケ写

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歌詞

『汚れた絆』の歌詞 (https://ameblo.jp/happy-like-honeybee/entry-12417307929.html)

『自由への扉』の歌詞 (https://ameblo.jp/happy-like-honeybee/entry-12417309574.html)

『Get it down』の歌詞 (https://ameblo.jp/happy-like-honeybee/entry-12417311025.html)

『優しい陽射し』の歌詞 (https://ameblo.jp/happy-like-honeybee/entry-12417312224.html)

『贖罪』の歌詞 (https://ameblo.jp/happy-like-honeybee/entry-12417313354.html)

『ふたつの心』の歌詞 (https://ameblo.jp/happy-like-honeybee/entry-12417314354.html)

『原色の孤独』の歌詞 (https://ameblo.jp/happy-like-honeybee/entry-12417315622.html)

『太陽の瞳』の歌詞 (https://ameblo.jp/happy-like-honeybee/entry-12417316641.html)

『Monday morning』の歌詞 (https://ameblo.jp/happy-like-honeybee/entry-12417317771.html)

『闇の告白』の歌詞 (https://ameblo.jp/happy-like-honeybee/entry-12417318999.html)

『Mama, say good-bye』の歌詞 (https://ameblo.jp/happy-like-honeybee/entry-12417320356.html)

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