『展覧会の絵』(てんらんかいのえ、Pictures at an Exhibition)は、イギリスにおいて1971年11月に発売されたエマーソン・レイク・アンド・パーマーのライブ・アルバム。
解説
原曲は、19世紀のロシアの作曲家モデスト・ムソルグスキーが作曲した同名のピアノ組曲「展覧会の絵」。原曲以外にもラヴェル等によるオーケストラ・アレンジがあり、日本の冨田勲もシンセサイザー音楽にアレンジしている。ELPによる本作はラヴェル版の編曲を元にしており、全パートではなく抜粋、それにオリジナル曲を追加した構成になっている。
このアルバムの発売経緯はかなり複雑である。1971年の1月から、ELPはセカンド・アルバム『タルカス』のリハーサルにとりかかっていた。それが終わってイギリス公演ツアーが行われ、3月26日には、イギリスのニューキャッスル・シティー・ホールで「展覧会の絵」を含むライブ録音が行われた。4月には初のアメリカ公演、そして5月には『タルカス』が発売されている。こうした流れの中で、「展覧会の絵」は、発売が未定のままだった。
だが、ELPの人気が高まるに連れて需要が高まり、2枚組の海賊盤(展覧会の絵を含むライブ)が出回る様になってしまった。事態を憂慮したELPサイドは10月になって海賊盤を市場から回収し、11月(アメリカでは翌年1月)に、展覧会の絵+アンコールのナット・ロッカー(チャイコフスキーの『くるみ割り人形』の一曲である「行進曲」をロック調にアレンジしたもの。実はB.Bumble & The Stingersが1962年に出したNut Rockerのカバー)という構成の1枚組アルバムとしてリリースした。
作り手にとって不本意な経緯で発売された本作だったが、売れ行きはすさまじく、実質的に新作とは言えない内容でありながら、本国イギリスではチャート3位(2位と記載された資料もある)、アメリカでは10位まで上昇している。
引用元:Wikipedia (https://ja.wikipedia.org/wiki/展覧会の絵_(ELPのアルバム))
高画質CDジャケット画像
ESM CD 342 (UK盤 1996年発売)
画像サイズ:1500 × 1500 (画像をクリックすると大きな画像が見られます。)
収録曲
- PROMENADE
- THE GNOME
- PROMENADE
- THE SAGE
- THE OLD CASTLE
- BLUES VARIATION
- PROMENADE
- THE HUT OF BABY YAGA
- THE CURSE OF BABY YAGA
- THE HUT OF BABY YAGA
- THE GREAT GATES OF KIEV
- NUTROCKER
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