カインド・オブ・マジック(A Kind of Magic)は、クイーンの第12作目のアルバム。
解説
「前作までの険悪な雰囲気を、1985年のライヴエイド出演によって吹き飛ばした後に作ったアルバム」と、多くのメディアで説明づけられている。元々、映画『ハイランダー』のサウンドトラック用の曲をアルバム用に録音し直し(製作側の当初の依頼は3曲。最終的には6曲完成)、数曲を追加してアルバムレコードとして発売。これはクイーンが過去に『フラッシュ・ゴードン』のサウンドトラックアルバムで成功しなかった反省から、サントラ盤ではなくクイーンのオリジナルアルバムにするという判断になったという(最初の曲は、映画『アイアン・イーグル』の主題歌)。また、シングルカットの順番が、『ハイランダー』公開前だったイギリスでは『カインド・オブ・マジック』からであるのに対し、既に『ハイランダー』の公開が始まっていたアメリカでは「プリンシス・オブ・ザ・ユニヴァース」からであったなど、メディアミックスなセールス展開をしている。
ブライアン・メイ曰く、最初は主題歌のオファーを断るつもりであったが、脚本と途中まで撮影されたフィルムを見せられて感動し、帰宅途中の自動車の中で「リヴ・フォーエヴァー」を思いついたという。
演奏やアレンジや音質から、中期といわれている前作のアルバム発表には近いながらも、後期としての円熟味も兼ね備えている。四人の作曲面での個性を、クイーンとしてのバンドの演奏力と、編曲力や音楽でまとめられている。当初の録音風景の様子を撮影したビデオ作品によると、まだ、若干のメンバー間の軋轢を残してはいるようだが、よりよい音楽を作るためにもみうけられ、マーキュリーとテイラーがかなりの部分で主導的立場をとっていたようであった。
また、このアルバムのツアーは、クイーン史上最大のツアーとなった。ヨーロッパ各地のスタジアムや城などで、ライブを行い各地で成功を収めた。 だが、このツアーはマーキュリーが在籍したクイーンの最後のツアーとなった。
3曲目の「愛ある日々」に、4曲目の「喜びへの道」の英題 “PAIN IS CLOSE TO PLEASURE” が歌詞の一節としてでてくる。
発売日
- イギリス – 1986年6月2日
- 日本 – 1986年6月9日
引用元:Wikipedia (https://ja.wikipedia.org/wiki/カインド・オブ・マジック)
高画質CDジャケット画像
UIGY-15022 (2016年9月2日発売)
【SA-CD~SHM仕様】【シングルレイヤー】
映画「ハイランダー」のサントラとして制作した楽曲に書き下ろしを追加、クイーンのオリジナル・アルバムとして完成させた作品。シングル・カットされたタイトル曲もベスト3に入り、5枚目となる全英1位を獲得した円熟のアルバム。(1986年発表)
●ボブ・ラドウィックによる2011年96kHz/24bitを基にしたDSDマスター
画像サイズ:1500 × 1500
収録曲
- ONE VISION-ひとつだけの世界―(2011 Remaster)
One Vision(2011 Remaster) - カインド・オブ・マジック(2011 Remaster)
A Kind Of Magic(2011 Remaster) - 愛ある日々(2011 Remaster)
One Year Of Love(2011 Remaster) - 喜びへの道(2011 Remaster)
Pain Is So Close To Pleasure(2011 Remaster) - 心の絆(2011 Remaster)
Friends Will Be Friends(2011 Remaster) - リヴ・フォーエヴァー(2011 Remaster)
Who Wants To Live Forever(2011 Remaster) - ギミ・ザ・プライズ(2011 Remaster)
Gimme The Prize (Kurgan’s Theme)(2011 Remaster) - ドント・ルーズ・ユア・ヘッド(2011 Remaster)
Don’t Lose Your Head(2011 Remaster) - プリンシス・オブ・ザ・ユニヴァース(2011 Remaster)
Princes Of The Universe(2011 Remaster)
デジタル・ミュージック
画像サイズ:1500 × 1500
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